猫背がなかなか治らないのは、あなたの「意識」が弱いからではありません。
どれだけ「背筋を伸ばそう」と頑張っても、モニターが低くて目線が下がり、椅子やデスクの高さが合っていなければ、数分後にはまた猫背に戻ってしまいます。
つまり、猫背を改善する最短ルートは、
✔ 姿勢そのものではなく、“デスク環境”を正しく整えること。
📌この記事でわかること
- 猫背になるデスク環境の「3つのズレ」
- 正しい姿勢を作るための“黄金比”とチェックポイント
- 猫背を改善するデスク配置の作り方(ステップ式)
- 猫背改善に効果が高いガジェット5選
- 猫背を悪化させるNGデスク環境のパターン
- 予算別・猫背改善デスクセットアップ例
1. 猫背になる原因は「デスク環境の3つのズレ」

猫背というと「姿勢が悪い」「意識が足りない」と思われがちですが、実際にはデスク環境の“ズレ”が積み重なった結果として起きていることがほとんどです。
特に在宅ワークでは、ダイニングテーブルや安価なデスク・チェアをそのまま使っている人も多く、それが猫背や肩こり・腰痛の大きな原因になっています。
① モニターの高さが低い(最も多い原因)
猫背の最大の原因が「モニターの位置が低い」ことです。
- モニターが低い → 目線が下がる
- 目線が下がる → 首が前に出る
- 首が前に出る → 背中が丸まる(猫背)
この流れが、在宅ワークでよくある「気づいたら前のめりになっている」状態です。
外部モニターを使っている場合は、モニターアームで高さと距離を調整することで、
目線を自然に上げることができます。
モニター自体の選び方やサイズ感が気になる場合は、在宅ワークが劇的に楽になるモニター5選も参考になります。
② 椅子の高さが合っていない
次に多いのが椅子の高さが合っていないパターンです。
- 椅子が低い → 肘が下がる → キーボードに届かせるために前のめり → 猫背
- 椅子が高い → 足が浮く → 骨盤が後ろに倒れる → 背中が丸まる
「なんとなく座りやすい高さ」ではなく、肘の角度が90〜100度になる高さを基準に調整するのがポイントです。
在宅ワーク用の椅子選びについては、在宅ワーク用チェアおすすめ5選で詳しく解説しています。
③ デスクの高さが固定で合っていない
最後のズレがデスクの高さです。
- デスクが高すぎる → 肩が上がる → 巻き肩 → 猫背
- デスクが低すぎる → 前かがみになる → 猫背
多くの人が「市販のデスクの高さ=正解」と思いがちですが、
身長や椅子との組み合わせによっては、標準的な高さでも身体に合っていないことがよくあります。
この問題を根本から解決してくれるのが、電動昇降デスクです。
2. 正しい姿勢を作る“黄金比”を押さえる

猫背を改善するためには、「正しい姿勢の基準」を一度きちんと理解しておくことが大切です。
ここでは、在宅ワークで意識したい4つの黄金比を紹介します。
✔ 目線:モニター上端が「目の高さ」
もっとも重要なのが目線の高さです。
- モニター上端が目の高さ〜やや下
- 画面の中央を見るときに、軽く視線を下げる程度
この位置に合わせるだけで、猫背の7割は改善すると言ってもいいレベルです。
外部モニターを使う場合は、モニターアームを使うと、高さ・距離・角度を細かく調整できて便利です。
✔ 肘の角度:90〜100度
キーボードを打つときの肘の角度も重要です。
- 肘が90〜100度になる高さに椅子を調整する
- 肩の力が抜けて、自然に腕が下りる位置がベスト
この状態を作ることで、肩や首に余計な力が入らず、長時間作業しても疲れにくくなります。
キーボード自体の打ちやすさや角度が気になる場合は、在宅ワークにおすすめのキーボード5選も参考になります。
✔ 膝の角度:90度
膝の角度は90度前後が理想です。
- 膝が90度より浅い → 椅子が高い可能性
- 膝が深く曲がる → 椅子が低い可能性
このとき、足裏がしっかり床についているかも重要なポイントです。
✔ 足が浮く場合はフットレストを使う
身長やデスクの高さによっては、
「椅子の高さを肘に合わせると、足が浮いてしまう」ということもあります。
この場合は、フットレストを使うのが最適解です。
足裏がしっかり支えられることで、骨盤が立ちやすくなり、背骨が自然なS字カーブを保ちやすくなります。
3. 猫背を改善するデスク配置の作り方(ステップ式)

ここからは、実際にあなたのデスク環境を「猫背になりにくい配置」に整えていく手順を紹介します。
ポイントは、「椅子 → モニター → デスク」の順番で調整することです。
STEP1:椅子の高さを決める(最優先)
最初に調整すべきは椅子の高さです。
- 肘の角度が90〜100度になるように椅子の高さを調整
- 肩の力が抜けて、自然にキーボードに手が届く位置がベスト
このとき、背もたれに軽くもたれかかっても、無理なくキーボードに手が届くかどうかもチェックしてみてください。
在宅ワーク向けの椅子選びについては、在宅ワーク用チェアおすすめ5選で、初心者〜中級者向けに詳しく解説しています。
STEP2:モニターの高さと距離を合わせる
次に調整するのがモニターの高さと距離です。
ノートPCをメインで使っている場合
ノートPCをデスクに直置きしていると、ほぼ確実に目線が下がり、猫背になります。
そのため、ノートPCをメインで使う場合は、ノートパソコンスタンドで高さを上げるのが必須です。
- ノートPCの画面上端が目の高さになるように調整
- キーボードは外付けを使う(肩・手首の負担を減らす)
外付けキーボードは、在宅ワークにおすすめのキーボード5選から選ぶと、打鍵感や疲れにくさの面でも安心です。
外部モニターを使っている場合
外部モニターを使う場合は、モニターアームを使うことで、
- 高さ
- 前後の距離
- 左右の位置
- 角度(チルト・スイベル)
を細かく調整できるようになります。
モニター自体の選び方やサイズ感は、在宅ワークが劇的に楽になるモニター5選で詳しく解説しています。
STEP3:デスクの高さを調整する(昇降デスクが最適解)
椅子とモニターの位置が決まったら、最後にデスクの高さを調整します。
固定高さのデスクだと、どうしても「椅子か姿勢のどちらかを妥協する」ことになりがちです。
そこでおすすめなのが、電動昇降デスクです。
- 座り姿勢に合わせた高さに微調整できる
- 立ち作業に切り替えて、身体への負担を分散できる
- 「自分の身体に合った高さ」を一度見つければ、記憶機能でワンタッチ再現できる
価格を抑えつつ選びたい場合は、1〜3万円の電動昇降デスク特集もチェックしてみてください。
4. 猫背改善に効果が高いガジェット5選

ここからは、猫背改善に特に効果が高いガジェットを、在宅ワーク目線で5つ厳選して紹介します。
どれも「配置」と組み合わせることで真価を発揮するアイテムです。
① モニターアーム(猫背改善の最強アイテム)
猫背改善において、モニターアームはほぼ必須級のアイテムです。
- モニターの高さを自由に調整できる
- 前後の距離を変えられるので、目の負担も軽減
- 左右の位置も動かせるので、首をひねるクセが減る
「モニターの位置が固定されている」状態から解放されることで、自分の身体に合わせた最適な位置を作れるようになります。
具体的な選び方やおすすめモデルは、モニターアームおすすめ5選で詳しく解説しています。
② フットレスト(骨盤を立てて猫背を防ぐ)
足が床にしっかりついていないと、骨盤が後ろに倒れやすくなり、結果として背中が丸まりやすくなります。
そこで役立つのが、フットレストです。
- 足裏をしっかり支えることで、骨盤が立ちやすくなる
- 長時間座っていても、腰への負担が軽減される
- 身長が低めの人でも、椅子の高さを妥協せずに済む
「椅子の高さを肘に合わせると足が浮く」という人は、フットレストを導入するだけで姿勢がかなり安定します。
③ 電動昇降デスク(高さ問題を根本解決)
デスクの高さが合っていないと、どれだけ椅子やモニターを調整しても、どこかに無理が出てしまいます。
その根本原因を解決してくれるのが、電動昇降デスクです。
- 座り姿勢に合わせてミリ単位で高さを調整できる
- 立ち作業に切り替えて、腰や肩の負担を分散できる
- 「自分に合う高さ」を記憶しておけるモデルも多い
メーカーごとの違いや選び方は、FlexiSpot・山善・サンワサプライの比較記事も参考になります。
④ 姿勢矯正クッション(骨盤を立てるサポート)
椅子の座面がフラットすぎたり、沈み込みが大きい場合は、骨盤が後ろに倒れやすくなり、猫背の原因になります。
そんなときに役立つのが、姿勢改善ガジェットの中でも姿勢矯正クッションです。
- 骨盤を立てる角度にサポートしてくれる
- 長時間座っても、腰が丸まりにくくなる
- 今使っている椅子を活かしつつ、姿勢だけ改善できる
⑤ モニターライト(視線を自然に上げる)
意外と見落とされがちですが、モニターライトも猫背予防に役立つアイテムです。
- 画面上部が明るくなることで、視線が自然と上がる
- 手元と画面の明るさの差が減り、目の疲れが軽減される
- 暗い環境で前のめりになるクセを防ぎやすくなる
「夜になるとつい前のめりになってしまう」という人は、デスクライト・照明の最適化ガイドと合わせて見直してみるのがおすすめです。
5. 猫背を悪化させる“やってはいけないデスク環境”

ここでは、在宅ワークでよく見かける「猫背を悪化させるNGパターン」をまとめておきます。
もし当てはまるものがあれば、優先的に見直してみてください。
① ノートPCを直置きしている
ノートPCをデスクにそのまま置いて使っていると、ほぼ確実に目線が下がり、猫背になります。
これは在宅ワークで最も多いNGパターンです。
ノートPCをメインで使う場合は、ノートパソコンスタンドで高さを上げ、外付けキーボード・マウスを組み合わせるのが基本形です。
マウス選びに迷う場合は、初心者でも失敗しないマウスの選び方も参考になります。
② モニターが横にズレている
モニターが身体の正面ではなく、机の端など横にズレた位置に置かれていると、
- 首をひねった状態が続く
- 片側の肩だけが凝る
- 身体全体のバランスが崩れ、猫背が定着する
モニターは身体の正面に置き、
キーボード・マウスもそれに合わせて配置するのが基本です。
③ 椅子が低すぎる
椅子が低いと、肘が下がり、キーボードに手を伸ばすために前のめりの姿勢になりがちです。
「なんとなく落ち着く高さ」ではなく、肘の角度が90〜100度になる高さを基準に調整してみてください。
④ デスクが高すぎる
デスクが高すぎると、
- 肩が上がる
- 首や肩に力が入りっぱなしになる
- 巻き肩 → 猫背につながる
この場合は、電動昇降デスクで高さを調整するか、椅子の高さ・フットレストとの組み合わせでバランスを取る必要があります。
⑤ 足がブラブラしている
足が床につかず、ブラブラしている状態は、骨盤が後ろに倒れやすく、猫背の原因になります。
この場合は、フットレストを使って、足裏をしっかり支える環境を作ることが大切です。
6. 猫背改善デスクの“完成例”を3パターン紹介

最後に、ここまでの内容を踏まえて、予算別に猫背改善デスクのセットアップ例を3パターン紹介します。
「まずはどこから整えればいいか分からない」という人は、自分の予算や優先度に合わせて選んでみてください。
① 低予算セットアップ(1〜2万円)
まずは今のデスク・椅子を活かしつつ、猫背だけ改善したい人向けのセットです。
- ノートパソコンスタンド
- フットレスト
- 姿勢矯正クッション
この組み合わせだけでも、
- 目線が上がる
- 骨盤が立ちやすくなる
- 背中が丸まりにくくなる
といった効果が期待できます。
② 標準セットアップ(3〜6万円)
在宅ワークの時間が長く、しっかり整えたい人向けのセットです。
- 外部モニター
- モニターアーム
- フットレスト
この構成にすることで、
- 目線・距離・角度を自分に合わせて調整できる
- 首・肩・腰への負担が大きく減る
- 作業効率も大きく向上する
モニターとモニターアームの組み合わせは、モニターおすすめ記事とモニターアームおすすめ記事をセットで見ると選びやすいです。
③ 完全姿勢改善セットアップ(10万円〜)
本気で猫背を改善し、長期的に身体を守りたい人向けのフルセットです。
- 電動昇降デスク
- 在宅ワーク向けチェア
- 外部モニター + モニターアーム
- フットレスト
- 必要に応じて姿勢矯正クッション
ここまで整えると、
- 座り姿勢・立ち姿勢の両方で作業できる
- 猫背になりにくい“仕組み”が完成する
- 肩こり・腰痛・目の疲れなども総合的に軽減される
電動昇降デスクの選び方は、電動昇降デスクおすすめ5選と、メーカー比較記事をセットで読むと、かなりイメージが掴みやすくなります。
✨まとめ:猫背は“意識”ではなく“デスク環境”で改善する
猫背は「姿勢が悪いから」ではなく、身体に合っていないデスク環境が原因で起きていることがほとんどです。
そのため、根性や意識でなんとかしようとするのではなく、
- 椅子の高さを整える(肘の角度90〜100度)
- モニターの高さを上げる(モニター上端が目の高さ)
- デスクの高さを調整する(電動昇降デスクが最適)
- 足裏をしっかり支える(フットレストを活用)
といった「環境側の調整」を優先することが、猫背改善の近道です。
もし、猫背だけでなく、肩こりや腰痛にも悩んでいる場合は、在宅ワークの肩こり・腰痛を劇的に軽減するガジェット5選や、姿勢改善ガジェットおすすめ5選も合わせてチェックしてみてください。
今日から少しずつ、「猫背になりにくいデスク環境」にアップデートしていきましょう。
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